中皮腫や肺がんは人間にとって非常に恐ろしい病気です。この病気はある一定の年齢以上の人で、ある職業に従事した人が発症する可能性が極めて高いと言われています。現代、70歳以降で建築現場や解体現場で職人として働いていた人は、これらの病気を発症しやすいと言われているのです。それはどうしてかというと、高度成長期に石綿つまりアスベストを吹き付けた建材などを沢山用いてビルや団地、一軒家を沢山建築してきたからです。

アスベストは吸いこむと、何十年の潜伏期間を経て中皮腫や肺がんを発症すると言われています。まさにサイレントキラーであり、非常に恐ろしい物体であるのは間違いありません。それゆえ現在ではアスベストの製造も仕様も一切認められなくなりました。だが現代再び石綿問題が注目されるように成って居るのです。

それは高度成長期に建設されたビルやマンションの老朽化が深刻で、解体の必要性が迫られているためです。今後五年が解体のピークであって石綿が飛散しないように検査を徹底しなければなりません。検査は、非常に簡単な方法で行うことはが出来ます。石綿の検体を少し採取して袋に入れ、それを郵送するだけで検査業者はX線分析や偏光顕微鏡検査で調査してくれるのです。

定量や定性なども詳細にわかり、どのような対処をして解体を進めるべきかの指針になってくれます。現代でもまだ石綿に関して健康被害をこうむり、訴訟事案がたくさん山積しています。こうしたことが無いように検査は徹底しなければいけません。