アスベストという物質があります。この物質は建物の壁面の内部に使用することで緩衝材としてさまざまなメリットのあるものです。経済的にも安価で耐熱性や防音性、に優れていることで多くの建物で使用されていました。しかしこの物質は加工時や緩衝材として設置する時、設置後に自然の環境による暑さや寒さ、風などで劣化することにより、飛散すると人が呼吸で吸い込むと発ガン性があることがわかり、現在は使われていません。

発ガン性が判明して2006年まで使用していたことから、今でも使用している建物があり、これを調べるのがこの業者です。アスベストが含まれている可能性のある建物はどれも古いもので、改築が検討されることが多い建築物です。もしも含まれていると空気中に飛散してガンを引き起こすことが予想されるので、この業者が調査します。調べる方法は外壁を構成している物質を採取し、高精度な顕微鏡で分析して含まれていないかを調べます。

採取したものの中にアスベストが0.1%以上含まれていると人体に影響を及ぼすことがわかっていて、もしも含まれていたら速やかに報告します。この分析は調べる人の熟練度や技量で結果が出るまでに要する時間が異なると言われていて、ここでは高度な技術で速やかに結果を判定します。他にも対象となる建築物にX線を照射して、得られる解析曲線から含まれている物質を調べる方法もあり、この業者は分析する対象となるものに適した方法を選択し実施しています。