1970年の高度成長期から1980年までに建設をされた国内の建物では、98パーセントの確率である物質を用いてきました。それは高い遮熱性と耐久性を兼ね備えた化合物で、通称はアスベストと呼ばれているものです。石灰と岩石のほか、ナトリウムを配合した化合物となっており、綿のような姿にして高圧噴射器を用いて外壁と内壁に吹き付けて活用をします。しかし、一見すると万能な建材のように思えても、ある疾病を発症させるリスクが高まることが研究で明らかとなったわけです。

今現在の厚労省が認定をしているじん肺という病気がそれであり、労災認定一級に分類をされています。肺がんや気管支喘息になる要因がアスベストで、1990年以降は全国各地でアスベストの撤去作業に追われるようになりました。これかた自社ビルで調査をしようという方も多いでしょうが、簡単に役立つ画期的な材料をご紹介します。その名も油脂性粘土というもので、調査の際に各地点に設置をすることでアスベストの飛散率を知ることが可能です。

通常、調査をする場合は作業員が専用機材を持ち込んで、目視で対応をしないといけませんでした。先にも述べた通りアスベストは呼吸をすると吸い込むリスクが各段に高まる為、検査作業員も健康を害する可能性が指摘をされてきました。そこで厚労省では専用の素材を用いた調査アイテムを開発して、変色具合で濃度を把握できるようにされたというのが、開発理由です。アスベストの調査のことならこちら